COURSE

モデルコース

安全なライドのための準備

河内長野駅前にてシマノスクエア蔭山さん・浅野さんのお二人と合流。
今回は、山道を登っていくコースのため、E-BIKEをご準備いただきました。

シマノのお二人には、サドルの高さ調整からアシストの電源の入れ方、ギアの変え方、走行中の注意点など安全にサイクリングを楽しむための基礎知識をレクチャーしていただきました。

自転車の後部にはツールボックスを積み、前カゴに荷物を乗せました。さらに釣り具が入ったバッグを背負い、準備が整ったら、いざ出発です！

休憩をはさみながら１時間の道のりをライド

今回のメインアクティビティのひとつ、釣り体験ができる「BIG FIGHT FISHING千早川」を目指し、片道約１２キロ、約１時間の道のりを走っていきます。河内長野の市街地を抜けて、どんどん山道を登ります。

E-BIKEなので、楽々と走れます。電動アシストのおかげで、長距離でも坂道でも足が疲れません。一度、この軽快感を味わってしまうと、電動アシストなしの自転車に戻れなくなってしまいます……。

自転車を走らせていくと、山の谷あいを流れる川のせせらぎ、そよ風が木々の間を吹き抜ける音、自転車を漕いでほてった体にひんやりとした風を感じます。自然の音や匂いなど、五感で移動を楽しめるのが自転車の醍醐味ですね。

２０分ほど自転車を走らせたところにある「観心寺」で少し休憩。観心寺にはサイクルラックが設置されており、サイクリストにも嬉しい設備が整っています。お寺の門前には、３月は梅の花が、４月は桜の花が咲き誇り、初夏は新緑、秋は木々が赤く色づきます。四季折々の彩りを感じられ、身も心もリラックスできる休憩スポットですね。

リフレッシュした後は、さらに山道を登っていきます！　
さらに自転車を走らせていくと、棚田を発見。

近くの畑で採れたお野菜を売っている直売所をのぞいてみたり、昔ながらの伝統家屋を見つけて立ち止まってみたり。クルマであればスーッと通りすぎてしまいそうな何気ない風景も、小回りのきく自転車移動だからこそ立ち止まって発見できるものがあります。

千早川でニジマス大漁釣り？！

おいしいカレーでエネルギーチャージをしたあとは、さらに自転車を１０分走らせて千早川マス釣り場に到着。
千早川マス釣り場には、３種類の釣り方が用意されており、釣り堀に放流されたマスをエサで釣る「目方釣り」、川の天然マスをエサで釣る「釣り取り」、釣り堀に放流されたマスをルアーで釣る「ルアー釣り」があります。
今回は、ゲーム感覚で楽しめるルアー釣りに挑戦です！

シマノスクエアのお二人に、釣り竿のセットの仕方、使い方などを丁寧にレクチャーしていただきました。ルアーも様々な種類を用意してもらい、それぞれ、色、かたち、重さ、泳ぎ方が全く異なるものの中から選びます。「その日」「その場所」に対応した適切なルアーの選択が、釣果の明暗を分けるのでドキドキです。

準備ができたら、いよいよ釣りスタート！　
釣り堀に仕掛けを投げ入れるだけといっても、これが意外に難しい！
シマノのお二人にアドバイスをもらいながら、何回も投げていくうちにコツを掴み、だんだん遠くまで仕掛けを飛ばせるようになります。

「釣れんかったらポジション変えてみよか！」「ルアーを黒色にしてみよか！」とアドバイスをもらい、ルアーを投げ入れること数投目。何かが引っかかったような感触が手元に伝わってきたかと思えば、すぐに大きな引きが！　　マスの引きの強さに負けないよう、手元の釣り竿をぐっと握りしめ、すばやくリールを回し、魚をぐーっと引き寄せていきます。

気を抜くとマスに釣り竿が持っていかれそうな力強さにハラハラしながら、無事、体長20センチほどのマスを釣り上げました！　小さなマスでも、糸を引っ張る力の強さに圧倒されます。こういった自然の生命感は釣りでしか味わえないですね。

釣れた魚は、施設内の川魚レストランで調理していただき、美味しく頂きます。メニューは塩焼き、から揚げ、アライ（刺身）があり、釣れた１匹は塩焼きにしました。中はふっくら、外はサクッと焼き上げられ、口内に広がる香ばしさに心が躍ります。塩加減もちょうどよく、「自分で釣ったんだ！」という嬉しさも相まって、あっという間にぺろりと完食してしまいました。

釣れたマスを美味しく頂いたらスタート地点の河内長野駅を目指します。長い下りが続きますので、スピードが出過ぎないようにブレーキをかけて下っていきます。道路の両脇には砂利や落ち葉などが堆積していることもあり滑りやすいので、脇に寄りすぎずクルマに気を付けながら、少し道路端から距離を取って走行するのがお勧めです。

午前中とは異なり、坂道を下るときの、風を切る爽快感がたまりません。

さらに楽しむ河内長野※こちらは散走イベントのコースには含まれていません

「まだまだ河内長野を楽しみたい！」という方にお勧めのスポットを紹介します。

まずは、河内長野駅の南西に位置する高野街道。かつては京と高野山を結ぶ表参道として栄え、現在も伝統的な町屋が建ち並んでおり、江戸時代の風情を味わえます。

お次は、高野街道の一角にある天野酒の西條蔵。天野酒は1718年創業の酒蔵です。

第十代蔵主 西條さんに迎えていただき、敷地内のサイクルポートまで案内してもらいました。天野酒 西條蔵では、E-BIKEの貸し出しもおこなっています。実は、蔵主の西條さんは大のサイクリング好きで、お休みの日には車にE-BIKEを積んで、一人旅に出られるのだそう。河内長野の自転車振興にも積極的に取り組んでおられます。今回は、そんなサイクリング愛あふれる西條さんに酒蔵見学ツアーをしていただきました。

酒造見学は通常、１月末～３月はじめの酒造期限定で実施されています。酒づくりの工程や仕組みについて、ユーモアを交えた説明で、笑いの絶えない見学ツアーです。

また、蔵では日本酒や甘酒、酒粕を使った焼きねぎ味噌、スイーツを購入できます。見学を実施していない期間でも、お土産を買いに立ち寄ってみるのもお勧めです。

酒蔵見学後、「大阪産料理 天空」で美味しいお食事と日本酒を堪能するのもお勧めです。
「天空」は国登録文化財にも登録されている江戸末期建造物をリノベーションして、２０２２年１０月に開業したレストランです。大阪産の食材と、天野酒醸造のお酒や発酵食品にこだわったメニューが並び、ランチは予約必須の人気店で、ディナータイムもたくさんの地元民に愛される居酒屋として営業されています。

歴史と品格を感じる空間で、酒蔵直営店ならではのここでしか味わえない日本酒と美食を堪能いただけます。

「ふつうの居酒屋にするのは、なんかおもろないなと思ったんですよね。」とレストラン運営への思いを語る西條さん。

「大阪人って根っから地元のもんに対する愛が強い人が多いじゃないですか。なので地元の食材と、うちで造ってるお酒にこだわって提供しています。たとえば、まぐろのお刺身なんかは大阪で獲れたものではないですが、天野酒の酒、麹、酒かす、米粉なんかを使って調理します。あと、スタッフの採用にもこだわっていますね。大阪の人やったらOKじゃなくて、地元の人を優先して採用するようにしています。」

そんなレストランのこだわりを聞きながら、彩り豊かな前菜やお刺身を頂きます。一品一品見た目も美しく、日本酒にぴったりのお味です。味わい深いお食事にお腹も心も満たされていきます！

最後は、米と米麹だけで作られたカラダにやさしい甘酒、西條さんイチオシの、７年熟成されて角が取れたまろやかな味わいの日本酒をセレクトし、それぞれお土産に買って帰りました。

河内長野RIDE＆FISHの魅力

１日アウトドアアクティビティを体験するコースですが、初心者や体力に自信のない方でも楽しんでいただけます。山道の登り坂でもE-BIKEを使えば楽々、負担なく登れます。自転車で山道を登り、目的地に着いたときの達成感、下り坂を軽快に走る爽快感、釣りで自然の生命感を感じる面白さ…RIDE＆FISHならではのワクワク感を味わってみてはいかがでしょうか。

今回の河内長野RIDE&FISHコースを企画いただいたシマノスクエアでは、定期的に散走イベントを開催しています。自転車の新しい楽しみ方を発見できるイベントが盛り沢山ですので、ぜひチェックしてみてください！

散走のイベント情報を見る